新製品「TSN 00」をリリース

Herzog社では、メンテナンス性向上と安定操業の観点から、新方式のスプリング式シャットオフノズル「TSN」シリーズを開発し、販売してまいりました。しかしながら、 従来のTSNではカバーできない 極小部品や1キャビ金型などにおいても、シャットオフノズルに対するニーズが強く存在しておりました。これまでのTSNシリーズは極小部品の成形に適しておらず、残念ながら役不足となっていたのは否めません。Herzog社ではそれを解消するため、滞留樹脂量を出来るだけ減らし、より構造を小型化し挙動を安定させ、スクリュー径φ20以下の機械でもゆとりを持って搭載できるTSN00を開発致しました。
これにより、極小部品の成形においても 従来のTSNの信頼性とメンテナンス性を受け継ぎながら、 安定的に動作できる領域を開拓することが可能となりました。加えて最大射出圧も2500barとなっており、薄肉成形等、昨今の高圧射出成型にも十分耐えられるよう設計されています。
※パージ機構は有しておりません


操業条件及び標準寸法TSN00TSN0TSN1
最大射出率 , ポリスチレン換算 (PS)   50 cm3 / s  500 cm3 / s   800 cm3 / s
スクリュー径(目安) 概ねφ 20 mm まで概ねφ 40 mm まで概ねφ 80 mm  まで
最大ノズルタッチ圧 最大 30 kN最大 70 kN最大 120 kN
最大背圧(ノズル開) 200 bar 200 bar 200 bar 
最大射出圧及び温度 2500 bar  350°C 時 2500 bar  350°C 時 2500 bar  350°C 時
標準チップ長 (ご要望に合わせ製作可)14 mm 13 / 28 mm 18 or 38 mm 
最大オリフィス径  (ご要望に合わせ対応可)3 mm3 mm5 mm
ボディー長 (ネジ長、チップ長を除く) 48 mm72 mm94 mm