マシンシャットオフノズル（タイプNE）

空気圧制御のノズルタイプ NE は、ニードル式のシャットオフメカニズムを採用しており、金型界面で直接液状樹脂をストップします。ゴム、液体シリコンゴム、その他エラストマーは、ノズル全体を通じて温度を一定にコントロールする一体型冷却システムにより、早期加硫が発生しないシャットオフが可能となります。またノズルはオプションとしてコールドチャンネル用交換チップへも対応可能です。

NEタイプのノズルは、射出圧最大3,000 bar・射出率 500㎤の処理に適応します。デザインが改善されており、容易にクリーニングできますし簡単に取り付けることもできます。また溶融物の流れを最適化しており、結果として処理される弾性プラスチックの抵抗は軽減されています。

本製品は、耐食性の高い材料から製造されておりチップ長のカスタマイズも可能です。

【ラジアル/アングルチップ 　ホットモールドでのノズル使用】

スプルーブッシュとノズルの間で温度差のある型板用です。ノズルは、できる限りキャビティの近くでシャットオフされる必要があります。型板に埋没した部分全体の冷却が必要となります。チップの形状およびオリフィスは個別対応が可能です。別途打合せ願います。ノズルチップは、ホットモールドに対して設計され、冷却されます。これによってノズル内での早期加硫はなくなります。金型と冷却されたノズルの間で温度差は吸収されます。

【コールドチャンネル用コニカルチップ 　コールドチャンネルでのノズル使用】

射出部とスプルーブッシュとの間に温度境界がある型板用です。このチップの円錐形の形状は、通常、ø15×23 120° か ø20×23 120°です。このノズルチップは、コールドチャンネルに分類されます。温度境界は、コールドモールドとホットキャビティの間で生じます。当社のコールドチャンネルチップ付NEノズルは、ホットモールドに対しては設計されていません。万一使用した場合、液状シリコン樹脂はノズル内で加硫され流路をブロックすることになってしまいます。コニカルチップは、シーリングによって樹脂漏れを防止し、120°の円錐面で成形機の接触力を受けます。射出ユニットが後退すると、金型内の原材料は解放され減圧されます。

【コールドチャンネル用ラジアル調整付コニカルチップ】最大 2mm の補正

ラジアル移動補正付コールドチャンネルチップの機能は、コールドチャンネル用チップと同様の使い方です。本コニカルチップは、側面に沿って移動することにより、自然に芯ずれ（偏心）補正動作を行うことが出来ます。
• 側方射出成形等によるマルチコンポーネント処理
側面からの成形を行う場合、ノズルタッチ部の位置はマシンプレートの動きに敏感に左右されます。チップの自然な補正機能によってこの動きに追従し、ノズルを損傷から守ることができます。